住吉の長屋

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配送に行ったついでに、建築家 安藤忠雄氏設計の『住吉の長屋』を見てきた。当住宅は、氏の初期の代表作である。

個人住宅でありネットで検索しても詳しい場所はヒットしない(迷子になる人が多いらしい)が、動物的カン!? で一発で探り当てた。街の景観から判断して多分こっちやな、、、と。

住吉の長屋.JPG

ファーストインプレッション、、、ちっちゃい&隠れ家的酒場!? w(゚o゚*)w

間口わずか3.6m、奥行き14.4mと住宅を建てるには厳しい敷地。また南側(写真右奥)は隣家が迫っている。採光・通風も確保しにくい、、、簡単に言うと"住宅建築に適さない土地"である。

ここに、外部に全く窓のないコンクリートの壁で覆われた長屋が建っている。内部は平面を3分割し、中央に中庭を設けたシンプルな構成。 この中庭から光や風など、自然の要素すべてを取り入れている。

氏は「この中庭こそが、住み手に生活の豊かさを与える住まいの心臓となる 」と日経新聞"私の履歴書"の中で述べている。(反面、利便性の追求という点では全く近代住宅の流れに反するもので、当時は様々な批判を受けたようである。)

私自身、この長屋によく似た立地に住んでいるが、採光が確保されていないので朝になっても暗い!!  人間の生きるための機能がきちんと働かない気がしている。住宅にとって採光と通風の確保は、利便性以上に重要な要素であると感じる。

建築から35年経過しているが、、、
その建物は少しも色褪せることなく、凛とした輝きを放っていました (^^)

二級建築士・学科試験<其の1>

受験生のみなさん、勉強やってるかー

勉強に多大なコストをかけるのは??? とお考えのみなさんに合格のコツをお伝えするために、管理人の体験を伝えたいと思う。

まずは学科試験からである。

管理人が購入した参考書・問題集は写真の3冊と力学の参考書1冊だけである。力学の本は後輩にくれてやったため、手元にない。

これで十分

手入れされた森&そうでない森<其の4>

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前回記事で紹介した林道の入口には、お地蔵さんが祀られている。
なぜこんな場所に???

予想した通り、伐採作業中に死亡事故が起きた場所であった。

事故後すぐに病院に搬送できれば、助かったかもしれない事故だったそうだ、、、

彼らは"携帯電話も通じない" "救急車が来るまで1時間以上かかる" そんな場所で作業しなければならない。ひとたび事故が起これば、即生命の危険にさらされる。

電話がどこでも通じるようにしてほしい!!

山で働く人たちの切実な願いである。
本当に携帯電話が必要なのは彼らなのかもしれない、、、(゚ー゚)(。_。)ウンウン

日本の森林荒廃は、高齢化・環境破壊・自然災害など多くの問題の縮図である。この目で見たことを微力ではあるが、この場を使って伝えて行きたいと思う。

ちなみに今回紹介した森は、いづれも奈良県・東吉野村大字滝野にある。
一度足を運んでほしい。


大きな地図で見る

 <終わり>

手入れされた森&そうでない森<其の3>

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さらに別の森に案内してもらう。

次は、植林してさほど時間がたっていない森である。

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しばらく急な林道を登ると、鉄条網が張り巡らされたシカ避けの柵が出現した。

  きこり君: 「柵作って守ってやらんと、苗木を全部シカが食べてしまう。」

  私      : 「この重たい鉄柱やら、どないして運んだん??」

  きこり君: 「もちろん、人力や!!」

  私      : 「、、、(絶句)」

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低い柵だとシカは簡単にジャンプして飛び越えてしまうので、人の背丈ほどの柵をつくる必要がある。考えただけでも重労働である、、、 w(゚o゚)w オオー!

おかげで苗木はすくすくと成長していたが、こんなしんどい仕事、高齢者にはムリっ!!  林業従事者の高齢化は山の荒廃に拍車をかけている。

さらに先を目指して林道の一番先まで登ると、、、白骨死体発見!!

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(苗木を食べに来て)柵に角を絡み付け、抜け出せずに死んでしまったシカのお骨である。タヌキなどが綺麗に平らげてしまうらしい。

シカの食害については林業者自身が招いたとする説も見受けられるが、こちらのサイトの意見が的を射ている。有名なサイトなので、各自勉強してちょーだい。 (゚д゚)(。_。)ウン!

日本の林業が崩壊していることは聞いていたが、 かなり危ういレベルにまで来ていることを身をもって実感した。どうなる、日本の第一次産業???

<次回に続く>

手入れされた森&そうでない森<其の2>

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前回記事の"手入れされた森"から車で走ること数分、今度は手入れされず"荒れ放題の森"に案内してもらう。

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林道を少し登ると、行く手を塞ぐように木が倒れている。

根元を見ると、、、
間伐されないため土砂が流出、根が浅くなったことで立っていられなくなっている。w(゚o゚)w resize0213.jpg

このような山は、当然保水力がない。ここに振った雨は一気に河川に流れ込み、自然災害を引き起こす原因となる。

このような手入れされない山々が、あちこちに広がっている!!

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さらに奥を目指す。
鬱蒼として薄暗く、まさにオバケがでてきそう、、、 o(>_<)o
そんな雰囲気の森が目の前に広がった。

こうなってしまうと、再生が非常に困難なる。 きこり君曰く、 「給金積まれても、手入れする気にならんなー」とのこと。

resize0211.jpg 写真のようにツルが巻いている木があれば、それは手入れされていない森の証拠である。人間の身勝手とはいえ、"森が泣いている"という悲しい現実を見た気がした、、、( ´△`)アァ-

ちなみのこの手入れされていない森、1反(300坪)5万円で売りに出されているらしい。300反程あるそうのなので、1500万円も出せばあなたも山主になれまっせー。ヾ(・・ )ォィォィ

<次回に続く>

手入れされた森&そうでない森<其の1>

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きこり君の案内で、東吉野で一番綺麗な 人工林に案内してもらう。

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木と木が適度な間隔に保たれているため、光が地面まで届き下草が一面に茂っている。森林浴にピッタリである。

こういう場所に屋外テラス付きの別荘なんか建てたらいいだろうな、、、(^^)ニコ
ずっと眺めていたい景色である。

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県道沿いという手入れし易い特殊な環境なのもあるが、これが人工林の理想的な姿なのだろう。

我々が道路脇に車を停めて写真を撮っている間も、通りすがりの年配夫婦が森をバックに記念撮影をされていた。

この写真の頭におきつつ、次回の日記を読んで頂きたい。

<次回に続く>

続・曲がった桧を探せ!!

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きこり君宅で前泊し、早朝山へ向う。
現場に着くと、出材待ちの桧のゴロゴロと、、、(「・・)ドレドレ

「どれや??」

「どれでも好きなん持って帰りやー」

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我々平地に住む連中は、木材の積み込みというとフォークリフトを思い浮かべるのだが、山では油圧ショベルを改造したグラップルと呼ばれる重機を用いる。

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パワーショベルのスコップ部分を改造して、木を鷲掴みにできる構造になっている。掴んだ木材をくるんと90度回転させ、トラックに積み込んで、
"ハイ、お仕事終了"

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せっかくなので、付近をカメラを持って徘徊する。(・_・ ) ( ・_・)キョロキョロ

フォワーダという(切った木材を山から下ろしてくる)重機の後ろに、砕石積まれている。何をするのかと聞いたところ、重機が入って仕事が出来るように作業道を付けるのだという。

これが難儀な作業で、下手な道をつけると降雨であっという間に崩れてしまうらしい。山の地盤を読み、作業効率を考え、工事を進めなければならない。

まさに経験が物を言う!! 世界である。

農業と同じく林業も高齢化が進み、後継難から技術の伝承が途絶えようとしている。それに待ったをかけようと各地で様々な取り組みが行われているが、軌道に乗るにはまだまだ時間がかかりそうだ。( ´△`)アァ-

自分の目で現況を確かめるべく、色んな山を案内してもらった。
次は、その様子を書いてみようと思う。

曲がった桧を探せ!!

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"曲がった桧(ヒノキ)を、2本探してくれー" という変わった注文がきた。
古い蔵の小屋梁に使うらしいのだが、松の代わりだという。

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なぜ、変わった注文なのか??

ちょっと木造建築を学べば分ることだが、桧は構造材としては大抵、土台として用いられる。当然、作り手は(高値で取引される)真っ直ぐな材を作ろうとする。曲がった立木は間伐されるので、(写真のように曲がった材は)人為的に管理された森ではあまり見かけることがない。

"ないのは承知、でも探せ!!" ってことで、あちこち電話しまくりで1本は見つかったのだが、もう1本がどうしても見つからない、、、(;´▽`A``

苦しいときは、、、m(゚- ゚ )カミサマ!
奈良で山仕事をしているきこり君に、電話して聞いてみることにした。

「末口20cmくらいの曲がった桧探してるねんけど、ないかなー?」

「この前切ったヤツ、ちょうど曲がってるわーー」

「それ、1本お買い上げっ!!」

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奈良の山奥まで引き取りに行き、写真のように製材し工務店に納品と相成りました。ちなみに、左が奈良県産、右が京都府産である。

そこらに生えていそうだけれど、さて探すとなると大騒ぎ。(((((・_・;)

次回の日記は、山での丸太の引取りの様子を書こうと思う。

京都環境フェスティバル

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「京都環境フェスティバル2010」行ってきた。
<詳しくはこちらを参照>

2日間で延べ2万人以上が来場する、かなり大きなイベントである。
環境保護活動をしているNPO・高校や大学のクラブ・地元団体・企業などなど、様々な分野・方面からの出展があり、なかなか見ごたえがある。ハイ(^-^)/

会場内はかなり混雑しており、人々の環境に対する意識の高さが感じられた。

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私の店も地産地消の活動に参加しているが、その事務局である「京都府産木材認証制度運営協議会」も出展しているとのことだったので、取材がてら話を聞きに行った。(写真2枚目)

京都府内産の木材を使って家を建てると最大20万円の補助がもられる制度があるのだが、引き合いが多いとのことだった。

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各ブースを見て回っている時、目に付いたのが写真の本棚。
もちろん、全て京都府内産の杉で作られている。

オール杉で作られているのだが、特有の温かみのある肌触りで、軽くてとても使い易そうだった。"こんな本棚が似合う書斎"を持つのが管理人の夢である。

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帰りがけ、会場内にウルトラマン発見!! 記念撮影会の真っ最中。ヽ(*^^*)ノ
どうりで子供が多い訳だ、、、

芸能人のトークショーやウルトラマン・ショー、各種体験コーナーなど、子供連れでも楽しめるように企画・運営されている。

次回はうちのジャリどもも連れて、覗きに行こうと思う。

勉強を始める前に読む<No.1理論>

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勉強を始める読んでほしい本の2冊目は、西田文郎氏の著作「No.1理論」だ。
管理人は氏を日本一のメンタル・トレナーだ!! と思っている。

西田文郎氏の略歴については、こちらを参照してくれ。

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西田氏はスポーツ・ビジネス・教育など様々な分野でメンタル指導を行っているが、最も簡単なのが受験生の指導で、逆に一番難しいのがスポーツだという。

受験はスポーツと違い、体力は要求されない。ゆえに、プラスイメージで脳が集中できる状態をつくれば簡単に能力(成績)はアップする。
1日2時間の勉強で東大に合格したY君がエピソードとして紹介されているが、彼の心の持ちようは大いに参考になる。w(゚o゚)w オオー!

試験対策としてこの本を紹介したが、実は受験生向きに書かれた本ではない。「理想の自分」を実現するための「心のトレーニング」について記された書である。

今、管理人自身が実践していることは、
「成功した自分」から「現在の自分」をチェックするというもの。

試験に当てはめるなら、合格した自分から今の自分を眺めてみる。と、今自分が何をすべきかが見えてくるはずだ。

ウキウキワクワク状態で人生を過ごすために、色んな人に読んでほしい。いや、絶対読まねばならん (。・・。)(。. .。)ウン

オススメ度 ★★★★★+★ 五ツ星にもう一個★おまけ付き 必ず読め!!

勉強を始める前に読む<ドラゴン桜>

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学科・製図を問わず、試験勉強を始める前に読んでほしい本を2種類紹介する。

「長らく試験なんて受けたことねー」という社会人は、読んでから勉強することを特にお勧めする。

resize0191.jpgまずは「ドラゴン桜」全21巻、マンガである、、、(・・;)
普段漫画は読まないが、この本に関してはアマゾンで中古をかき集めた。

resize0190.jpgサブタイトルは"東大合格請負漫画"
世間ではアホとされる高校生が、元暴走族の弁護士に唆され、東大を受験し合格する物語だ。

ここに描かれている受験テクニックは、
間違いなく他の試験でも通用する!!

細かい内容はここでは紹介しないが、管理人はこのマンガにかなり助けられたと言っていい。また受験生だけでなく、子育て中の親御さんにも是非読んでもらいたい内容だ。

読み進めていくと、意味深な言葉が所々にでてくる。

  • 自分で考えてる...ということは、何も考えていない...ということなんだよ
  • 常識を打ち破るために、常識を持たなくてはなりません
  • 言い訳をきちんとできる人間こそが真の成功を収める
  • 勉強でもスポーツでも、練習通りやれば大体成功する

次回紹介する本の著者(メンタル・トレーナー)も、同じことを言っているぞ、、、 (。・・。)(。. .。)ウン

オススメ度 ★★★★★ 五ツ星 マンガと言ってバカにするなかれ!!

アファンの森

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日本の森林が危機的状況にあると知る人は多い。 (ノ_・。)
でも何から手を着ける??  個人にも出来ることはある??

知人の紹介もあり、森林再生のための活動をしている団体を(少額ではあるが)会員という形で支援を始めた。

resize0186.jpg 管理人が応援している団体は、
財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団<活動内容等はこちらを参照>
C.W.ニコル氏が個人的に買い取った長野県の森林を、財団に寄付する形で設立・運営されている。 

管理人は社会人でありながら、年間滑走日数40日以上をコンスタントに記録するスキー馬鹿!!である。これまで信州の山々にはホントに世話になった、、、

さらに、国産材をPRしてこなかったために森林荒廃の加速させてしまった、木材業界の人間としての責任も感じている。何か出来ないかということで、森林を再生している団体の支援を始めた訳である。

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会員になると森の見学会に参加できたり、森の様子を伝えるハガキメッセージが届く。(写真はサンコウチョウ・ハガキメッセージより)

森にいろんな動物が戻ってきているという、、、
春になったら、時間を見つけて是非訪ねてみたい。 o(^o^)o ワクワク

網代って? ヘギ板って?

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まず、網代と書いてアジロと読む。
アミシロなんて読んでしまうと、バカにされるので注意してくれ! ヾ(・・ )ォィォィ

床の間の天井や格天井に用いられる、一般に高級品とされる意匠材料だ。

resize0180.jpg製作方法は見ての通り、薄っぺらい板を編んだものである。
この薄っぺらい板は刃物でスライスしたのではなく、鉈で割って(最後は手でへぎ分ける)作ったものでヘギ板と呼ばれる。

詳しくは、小林ヘギ板店さんのWebサイトを参照されたい。

何度か工務店に納品させてもらったことがあるが、現物を見ると鉈で割って作られたものとは俄かに信じ難い。w(゚o゚)w ! 小林ヘギ板店さんも書かれている通り、説明しても信じてもらえない。

今は製材技術が進歩し、1ミリ厚の単板(スライスまたは桂剥きした板)が簡単にできる。そういう技術がなかった時代、"1本の木から少しでも多く板を取りたい"と思考錯誤の末に生まれた技術なのだと考える。

その昔、木材は貴重品だった!!

日本の木を使うことをしなくなった日本人、、、
そのため製造する職人さんが激減し、技術の伝承が途絶えようとしている。

かつて日本人は森と共生してきた、森と共生する文化があった。
戦後、我々はそれを置き忘れて来た。今取り戻さなければ、近い将来しっぺ返しに遭う気がするのは私だけだろうか、、、(ノ_-;)ハア...

和室トラック

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材料の引き取りに来ていただいた工務店の軽トラックがなんと、、、
網代天井になっていた!!  和室トラック!?

かなり前からこの仕様だったらしいのだが、全く気付かなかった、、、 (・・;)

この工務店の親方は実に器用な方で、あらゆる木工製品を自作される。先日は作りかけの水車を作業場で見かけた。作業場に行くのが楽しい工務店さんである。

我々が一般に網代天井と呼ぶのは、格子状に組まれたヘギ板を薄いベニヤ板に貼り付けたものである。

しかし、このトラックの持ち主である親方は、自らヘギ板を裁断し水につけて柔らかくして編み上げたらしいのだ。確かにそうでないと、サンバイザー付近の曲面が納まらない。

こんなことが出来る大工職人は、日本に何人残っているだろうか  (ノ_-;)ハア...

木の文化が失われつつある現状を危惧せずにはいられない!!

次回はヘギ板について書いてみる。

東京に行ってきた。

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とある勉強会に参加するため、東京に行ってきた。

勉強会まで時間に余裕があった(早く着きすぎた)ので、大手町界隈をウロつく。日本銀行本店が近くにあるのを思い出し見に行くことに、、、ちなみに日銀本店は、重要文化財にも指定されている歴史的建造物である。

設計は辰野金吾、詳しくはこちらを参照。建築士の試験にもよく登場する、日本を代表する建築家だ。('ε') フーン

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おい、こら!! 酷い円高だぞ。
ぼーっとしてないで、ドル買い介入せんかい!! ゛(`ヘ´#)

独り言を呟きながら、カメラでパチリ。

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日銀を上空から見ると「円」の形をしていると、TVで見たことがあるが???
見取り図からは確認できない、、、( ̄ヘ ̄)ウーン

グーグルの航空写真で見てみよう。


大きな地図で見る

確かに「円」の形をしている、、、しかし、設計当時は旧字体の「圓」が使われており、「円」に見えるのは偶然のようである。

東京は、歴史的な建築物やオシャレな建築物の宝庫だ。また行く機会があれば、レポートしたいと思う。

一級、二級、木造建築士の違い<おまけ>

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ちなみに、建築士資格がなくても設計・監理のできる建物が、、、
実はある!! !!w(゚o゚*)w

<9/28の日記>の一覧表をよく見てほしい。木造建築物で2階建・延べ面積100m2以下なら、誰でも設計できるのだ。

住宅取得を考えたことのある人ならイメージできると思うが、100m2(約30坪)といえば4人家族がほぼ暮らせる広さだ。この広さまでなら、資格がなくても設計・監理できる。ただし2階建までの条件はつく。

下の画像は、建築確認申請書の第二面の抜粋だ。

 =>画像クリックで拡大

resize0155.jpg「ここに建築物を建てまっせー」と役所に申請するのは、あくまで建築主(原則オーナー)だ。建築士は、それ代理しているに過ぎない。

加えて、設計に関しても同じ考えが貫かれている。原則、建築主がやって下さい、ただし大きい建築物については専門知識のある建築士に設計してもらってくださいね、、、という精神だ。

豪邸でないのなら、あなたも設計者になれる可能性がある。もし戸建住宅の取得を考えているなら、法の精神に則り、プロに丸投げせず設計の段階から積極的に関わってほしいと思う。(゚ー゚)(。_。)ウンウン

<終わり>

乱暴にまとめてしまうと、
公共性の高い建築物や大規模マンションなどは一級建築士の範疇、3階建までの住宅や中規模以下の建築物は二級建築士の範疇、2階建までの木造住宅は木造建築士の範疇といえる。

もちろん一級建築士といえど、木造住宅を専門に設計している方も多くいる。名刺を見ただけでは、その人の得意分野を判断できないのである。(◎_◎) ン?

ちなみに私はというと、
材木屋なので木造建築が得意分野である!!

RC造鉄骨造の建築物の営繕は行うので構造は理解しているが、木造建築に関するほどの知識は持ち合わせていない。逆に木造の知識に関して言えば、そこらへんの一級建築士には負けないと自負しておる。( ̄▽ ̄) ニヤ

建築は、意匠・構造・施工と幅の広い広い!!知識を要求される。
よって、資格区分に関わらず、建築士ひとりひとりに得意分野ができてしまうのは、、、必然なのかもしれない。

<次回に続く>

一級、二級、木造建築士の違い<其の2>

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 天才にしか理解できんようではマズイので、一覧表にしてみた。(゚-゚;)ウーン

 => 画像をクリックで拡大
  shikakubetu02.jpg表の見方について説明する。

例えば、木造建築ついて、
延べ面積100m2超300m2以下で2階建までなら、木造建築士で設計・監理OK(図中=ピンクの部分)。しかし、同じ面積でも3階建になると、二級建築士以上の資格がないと設計・監理NGとなる。

つまり、一級建築士、二級建築士、木造建築士の違いは、
設計できる建築物の種類が、1)構造 2)延べ面積 3)高さ・階数 4)使途 の組み合わせで資格毎で異なるということだ。

ご理解いただけただろうか、、、ハイ(^-^)/

ちなみに、一級建築士が最上位資格に当たるのだが、どんな種類の建築物でも設計・監理ができるということであって、決して設計・監理が上手という訳ではないので念のため!! (゚ペ)?

たまにこのような質問を受けるので、ここに付記しておく。

<次回に続く>

一級、二級、木造建築士の違い<其の1>

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建築士法は、一級・二級・木造の各建築士別に設計・工事監理できる建築物を規定している。条文は下記の通りとなっている。

これを読んで一発で理解できた人は、、、天才である!!  法律の条文とは、例外なく理解できんように書いてある。o(T^T)o

せっかく編集したので、まぁ、一度読んでみてくれ。

*******************************************

一級建築士でなければできない設計又は工事監理
第3条
次の各号に掲げる建築物(応急仮設建築物を除く。)を新築する場合においては、一級建築士でなければ、その設計又は工事監理をしてはならない。
 学校、病院、劇場、映画館、観覧場、公会堂、集会場、又は百貨店の用途に供する建築物で、延べ面積が500m2をこえるもの
2  木造の建築物又は建築物の部分で、高さが13m又は軒の高さが9mを超えるもの
3  鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、れん瓦造、コンクリートブロツク造若しくは無筋コンクリート造の建築物又は建築物の部分で、延べ面積が300m2、高さが13m又は軒の高さが9mをこえるもの
4 延べ面積が1000m2をこえ、且つ、階数が2以上の建築物
 
一級建築士、二級建築士でなければできない設計又は工事監理
第3条の2
前条各号に掲げる建築物以外の建築物で、次の各号に掲げるものを新築する場合においては、一級建築士又は二級建築士でなければ、その設計又は工事監理をしてはならない。
1 前条第1項第3号に掲げる構造の建築物又は建築物の部分で、延べ面積が30m2を超えるもの
 延べ面積が100m2(木造の建築物にあつては、300m2)を超え、又は階数が3以上の建築物
 
一級建築士、二級建築士、木造建築士でなければできない設計又は
工事監理
第3条の3
前条第1項第2号に掲げる建築物以外の木造の建築物で、延べ面積が100m2を超えるものを新築する場合においては、一級建築士、二級建築士又は木造建築士でなければ、その設計又は工事監理をしてはならない。
 
********************************************
 

脳みそ、バーンである。(´Д`) =3 ハゥー

これでもややこしい部分をカットしている。オリジナルはこちらを参照。

何となく理解できるのは、1)構造の違い、2)面積の大小、3)高さの高低 4)使途 の組み合わせで設計・監理できる建築物の種類が、資格毎に異なるということくらいか、、、

次回、一覧表にして分りやすくしてみる。 

<次回に続く>

工事監理とは

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建築士のもうひとつのメイン業務、工事監理について説明する。

字をよく見てほしい。工事管理ではなく工事監理である。
字が違うのは分った、じゃ、実際は何すんの??

<建築士法2条7項>に規定されている。

*******************************************

この法律で「工事監理」とは、その者の責任において、工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認することをいう。
 
*******************************************
 
どうも工事監理というと、現場の工事進捗を管理する監督業と混同されがちであるが、"図面通りに工事がなされているかを確認し、なされていなければ修正させる"のが本来の意味である。
 
こう書くとスポーツ競技の主審のように絶対的な存在なのかと思いきや、実際はそうではない、、、w|;゚ロ゚|w ヌォオオオオ!!
 
だから姉歯事件(建築士による耐震偽装)が起こったともいえるが、この件に関しては別の機会に述べるとする。