手入れされた森&そうでない森<其の3>
さらに別の森に案内してもらう。
次は、植林してさほど時間がたっていない森である。
しばらく急な林道を登ると、鉄条網が張り巡らされたシカ避けの柵が出現した。
きこり君: 「柵作って守ってやらんと、苗木を全部シカが食べてしまう。」
私 : 「この重たい鉄柱やら、どないして運んだん??」
きこり君: 「もちろん、人力や!!」
私 : 「、、、(絶句)」
低い柵だとシカは簡単にジャンプして飛び越えてしまうので、人の背丈ほどの柵をつくる必要がある。考えただけでも重労働である、、、 w(゚o゚)w オオー!
おかげで苗木はすくすくと成長していたが、こんなしんどい仕事、高齢者にはムリっ!! 林業従事者の高齢化は山の荒廃に拍車をかけている。
さらに先を目指して林道の一番先まで登ると、、、白骨死体発見!!
(苗木を食べに来て)柵に角を絡み付け、抜け出せずに死んでしまったシカのお骨である。タヌキなどが綺麗に平らげてしまうらしい。
シカの食害については林業者自身が招いたとする説も見受けられるが、こちらのサイトの意見が的を射ている。有名なサイトなので、各自勉強してちょーだい。 (゚д゚)(。_。)ウン!
日本の林業が崩壊していることは聞いていたが、 かなり危ういレベルにまで来ていることを身をもって実感した。どうなる、日本の第一次産業???